宮内工務店
木の常識、非常識


・木は伸び縮みをする

山から取られたばかりの木は、たくさんの水分が含まれています。かつては、スギを伐採したあと、枝をつけたまま数ヶ月放置して、葉から水分を放出する葉枯らし乾燥を行い、材を運び出したり、実際に使うまで半年ぐらい寝かせて、自然乾燥をしてきました。このように木が使われるまで、たっぷりと時間をかけていた時代には、その時間の中で、木がゆっくりと乾燥をしてきました。葉枯らし乾燥を今もおこなっている産地もありますが、最近は木材を乾燥室に入れて、蒸気乾燥や減圧乾燥,高周波乾燥処理などで、人工乾燥する方法が多くなっています。木材はある一定以上の乾燥が進むと縮み、逆に水分を吸収すると伸びる傾向があります。この伸び縮みは木の細胞の大部分が縦方向に並んでいるので、縦の方向にはほとんど縮みませんが、横の方向には数%縮みます。よく乾燥して、水分が安定した木材ならば、反ったり、縮んだり、割れたりはしにくいものです。もし、乾燥が足りない木材で家を建ててしまうと、木材が乾燥するにつれて、縮みやわれを生ずる事がありますから、十分な注意が必要です。又、木には適切な伐採時期があることも知っておいてください。木は春から夏にかけて、水分や養分を根から吸い上げて、活発に成長をします。つまり、この時期の木は水分や養分が多く、カビや害虫に侵されやすいのです。木の活動が停止している秋から冬にとった木の方が木材に適していると言えます。

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